2016年 9月 の投稿一覧

帰ってきた生徒たち

個別指導の学習空間、栗東西・野洲教室の丹羽です。

長かった夏休みも終わり、2学期も始まって早半月以上が経ちました。
多くの学校では、体育祭や文化祭などのイベントが催され、生徒はみな大変そうです。

最近、自分が担当している野洲教室で嬉しい出来事があったので、そのことについて書きたいと思います。
9月半ばのある日、教室指導中にお電話がありました。
お電話の相手は、昨年卒業した生徒のお母さまからで、再入塾のお申し込みでした。
学習空間では、高校入学を機会に卒業しても、大学入試に向けて復塾してくる生徒というのは珍しいことではないと思います。
ただ、今回お話をいただいた生徒は、高校受験時に志望校でずいぶん悩んだり、高校入学後も継続して通塾していた生徒で、卒業もご家庭の事情で仕方なく といったことがあって、お母さまからお電話をいただいた時には嬉しくもあり、頼りにされていることにありがたくも感じました。

これは今月の話ですが、今年度の野洲教室には、もう一人再入塾した生徒がいます。
野洲教室が開校した当時に中3で入塾してくれた生徒で、昨年高3の2学期まで約3年間通塾してくれていました。進路決定のため一旦退塾したのですが、今年生徒本人から連絡をいただき、再入塾となりました。この生徒は歯科衛生士の専門学校生なのですが、勉強する環境を求めて帰ってきてくれました。お月謝は自らのバイト代で賄うということで、こちらが頭の下がる思いです。

一般的な学習塾では、高校入試・大学入試といった目標が達成されれば、生徒との関わりもなくなることが多いと思います。自分が以前に勤務していた塾もそうでした。
しかし学習空間では、高校入学後や高校卒業後も、こうして継続的に関わりを持つことができます。自分が関わってきた生徒の成長を見ることができ、講師冥利に尽きます。

ほんの一例ではありましたが、生徒自身・保護者様からの期待に応えられるよう、またもっと多くの生徒から頼りにされるように頑張っていきたいと思います。

滋賀の塾なら個別指導の学習空間

「なんで勉強せんとあかんの?」

個別指導塾の学習空間、彦根・八日市教室の成田です!

私が教室長をしている彦根教室には、
様々な学年の生徒がバランスよく在籍してくれています。
2学期に入り、受験生となる学年の生徒には少しずつ緊張感が見られるようになりました。
しかし、なかなか勉強に意欲的に取り組めない子も中にはいます。
勉強の目的や目標はまだ曖昧なままですが、自分なりに頑張ってくれています。

勉強することの意義は、中学生くらいまでは見つけられない子がほとんどです。
なぜ学校に行くのか、なぜいい点を取った方がいいのか、
なぜ日本人なのに英語を学ぶのか、なぜ日常生活で使わない数学を学ぶのか。
もちろん私自身もその意義なんて当時はわかってはいませんでした。
何故かは知らないけれど「当たり前」だから、という流れに乗って学生をしていた気がします。
「なんで勉強せんとあかんの?」という質問の答えは、簡単なようで実に難しいです。
しかしその答えを、生徒各々が見出すことが出来れば、
これ以上にない学習に対するモチベーションとなることに間違いはないのです。

良い高校に入るため、やりたい仕事につくため、将来の選択肢を広げるため、
勉強をすることのメリットは、大人の視点からすれば山のように見つかります。
己の人生で不勉強を悔いた経験があれば、尚のこと勉強のメリットは浮かぶでしょう。
かく言う私も、高校受験での妥協、大学受験の失敗、不真面目な大学生活と、
恥ずかしくなるほど勉強で失敗してきた経験があります。
あのときもっと勉強しておけばよかった…、なんて多くの大人が思うことなのかもしれません。
そんな経験があるからこそ、子どもに勉強の意義を見出してもらいたいと思うようになります。

しかしそれを子どもに理解させることはそう簡単ではありません。
大人の社会を知らない子どもにとって、「将来の選択肢を広げる」はあまりにも抽象的です。
それがどう重要であるのかは、理屈では分かっても実感することはできないはずです。
行きたい高校や大学があったり就きたい職業があるなど、
将来に対する志が明確な人はいいですが、そうでない人は「将来」と言われても
何もイメージが浮かびません。
ですので、「将来のため」という答えは無意味であると考えています。
もっと当人にとって実践的な意味を持ってもらうことが必要であると思います。

例えば良い点を取ることで、親や先生に褒めてもらえたり、ご褒美をもらえることが
勉強の意義とする子もいるかもしれません。

例えば友達と点数を競い合ったり、一緒に仲良く同じ塾に行くことが
勉強の意義とする子もいるでしょう。

例えば勉強は嫌いだけれど先生と話すことが好きで、学校や塾が楽しいと感じることで
勉強の意義を持つ子もいるのではないでしょうか。
そのために頑張ろうと思えることは、理由はどうあれ「将来のため」にもなります。

もちろん子どもの将来を案ずる人間にとってすれば、そんな悠長なことを…とも思うでしょう。
しかし「いい高校に行く」「将来の選択肢を広げる」がどうしても心に響かない生徒もいます。
それをいくら押し付けても、実感ができないことを実感させることはできません。
段階的に意義を与えていくことも、方法としては必要ではないかと思います。

多感な難しい年頃の人間だからこそ、難しい配慮が必要なのかもしれません。
私自身もそういったメッセージを子どもに理解させることは本当に難しく思います。
しかし親や先生に言われていたことの意味が、成長して突如ふっと理解できる瞬間が来ます。
その瞬間から勉強に対する見方が変わり、行動も能動的に変わり始めるでしょう。
我々はその瞬間のためにあの手この手を使いながら
目の前の生徒各々の「勉強の意義」を一緒に探していきたいと願っております。

それが、私自身が今までの人生で「勉強してきた意義」でもあるのだと思います。

  

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